ジャスミンの20年目の挑戦

ジャスミンの20年目の挑戦

ふるえる触手

服の表ってどこだ。からだの被い、つまり服の外側?あるいは、からだに触れているところ、つまり服のいちばん内側?いやいや、外部とか内部という観念とこそ、きっぱり手を切らねば。
「きれいな顔」「美しいからだ」なんて観念、ファッションとなんの関係かあるの?服は第二の皮膚だってほんと?逆に、からだが第二の服じゃないの?だから、からだだって着替えられる・・・・・
結局、わたしたちは何を着るのか。ファッションは、イメージとの戯れではない。ここにいるこのわたしたちの存在のざわめきである。緊張である。あるいは世界への触手。
毎シーズンやってくる新しい風・・・・・そんなイメージの季節風としてのモードという制度がそろそろ終わろうとしている。わたしたちの皮膚は、いよいよ可変的な状態に入ってきた。
アートとモードの結婚なんて糞くらえ。ファッション・デザインの正念場というのはその二つが終焉したあとにやってくる。
CASTAWAYいまが静かな離陸の時。
1997年 3月 鷲田清一(哲学者)

素晴らしいエールをいただき、1997年静かに飛び立った若きつばさは、まだ目的地に着かぬうちにその羽毛は傷んで抜け落ちました。
もう飛び上がることはないと思っていましたが、今、やっと目的地を見つけふたたび舞い上がる決意をいたします。

2016年3月26日新しいブランド「gift」を立ち上げます。
今回、ブランドを立ち上げるチャンスをくれた新賢と共に作品を発信してゆきます。

世界にたったひとつの服をつくるーgift

わたしたちにとって出会いは贈り物でありクリエイトの原点です。「gift」との出会いがお客様にとって新しいなにかが始まるきっかけになればと思っています。
皆様のおかげで20年を迎えることができました。本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
ジャスミン 松井初代

今回「gift」に、帽子Mao Kawanabeに参加いただいています。わたしたちの世界にMao Kawanabeがプラスされることによりどんな拡がりを見せるか楽しんでいただけばと思います。


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